スツールの木材は、建築に使用される柱材を製材したときに切り落とされた余材を活用しています。
4メートルを超える柱の製材では、椅子に活用できるほどの大きな部材が端部に生まれ、一点づつ異なる形状をした木材の個性もまた生かしたいと考えました。
プレートは、これまに作品づくりでは使われてこなかった木板を用いて、一点づつ木材の樹種/木目/質感を確かめ、障害のあるメンバーがどのように板の形を取るか、仕上がりを想像しながら制作しています。
アメリカ食品医薬品局(FDA)の基準をクリアし、食品へ直接または間接的に触れても安心な天然抗菌作用のあるみつろうワックスで木面をコーティングしています。
たたいて みがいて つくる木の仕事シリーズには、日本古来の天然藍染の伝統技法である「天然灰汁発酵建て」で染めた木地もご用意しています。
天然素材の藍で染めた生地をご用意しています。畑で苗から栽培された藍の葉を一度乾燥させ、その後発酵させた日本独自の藍染染料「蒅(すくも)」に、木灰汁、小麦麩、貝灰の4つの天然材料を加え、さらに発酵させた染色液が使用されています。
引き込まれるような藍色の中に力強く覗かせる赤みが特徴で、藍で染められた木地は丈夫になり、堅牢度が高くなると言われています。